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【脱脂術】目の下のたるみ取りが得意な
医師のアドバイスをピックアップ
目の下のたるみ取りに有効な脱脂術ですが、単体では満足いく効果を得られないことも。中にはさらなる悩みにつながった事例も報告されています。ここでは脱脂術の悩みに対するアドバイスや、医師の声をお届けします。
※このサイトでは、公式HPに痛み・腫れ・自然な仕上がりに力を入れている旨の記載があるクリニックのドクターを「目の下のたるみ施術が得意な医師」と定義しております。
目の下のたるみ施術が得意な医師の
「脱脂術」に関するアドバイス
筒井裕介医師の脱脂術に関するアドバイス
(前略)「脱脂術」は眼窩脂肪をデザインに沿って適量を除去し、目の下の余分なふくらみを取り除くことはできますが、へこんでしまっている部分に対応する事ができません。また、もう一つのクマの原因である皮膚のたるみにも、「脱脂術」だけでは十分な改善を見込めないのです。(後略)
編集部からひと言
筒井医師によれば、脱脂術で余分な脂肪を取り除くことはできても、へこみには対応できないとのこと。同様にたるんでいる部分は脂肪が無い状態のため、脱脂術だけでは改善が見込めないと述べています。採取した脂肪を定着しやすいように加工し、注入することで目元の段差がなくなり、若々しい目元を作りだせるのです。そのためには脂肪注入やリポトランスファーと併せて施術することが適しているといえるでしょう。
筒井裕介医師の情報
セオリークリニック院長の筒井雄介医師は、目の周りの施術やフェザーリフトといった繊細な技術を必要とする美容医療を得意としている医師です。順天堂大学卒業後に形成外科医、美容外科医としてキャリアを積み、2009年にセオリークリニックを開院しました。目の下のたるみやクマに関しては専門のカウンセリングを設けるほど注力しています。
望月正人医師の脱脂術に関するアドバイス
Q.脱脂後の違和感も時間が経てば改善される? 一週間前に下瞼を切開し脱脂をしたのですが、右は何も違和感がないのに対し、左は目尻の上瞼が下瞼に引っ張られている状態です。(中略)時間が経てば改善されるのでしょうか。(後略)
A.(前略)大体術後1~3か月くらいで改善していきますので、少なくとも3か月くらいは様子を見るほうが良いと思います。(後略)
編集部からひと言
一週間前に脱脂術を受けた患者の疑問に対する回答です。片方の目だけに違和感があるとのことですが、望月医師の見解では今後改善していく可能性があるそう。まだ施術から期間が空いていないため、1~3ヵ月は様子を見ていくほうが良いとアドバイスしています。切開を伴う施術は人によってダウンタイムも違うので、仕上がりをキレイにするためにも期間を置いてみましょう。
望月正人医師の情報
帝京大学を卒業後、大学病院や市中病院で形成外科医として勤務してきたという望月正人医師。奇形治療や眼瞼下垂の施術などで日本形成外科学会専門医資格を取得しており、技術の高さがうかがえます。大手美容外科での勤務を経て、日本美容外科学会(JSAS)専門医として湘南美容外科に勤務。患者の悩みや要望に沿った治療を心がけているとのことです。
石井秀典医師の脱脂術に関するアドバイス
Q.1ヶ月ほど前に、結膜脱脂?と脂肪注入を行いました。脂肪はほぼ定着せず、透けくまがひどくなり、少し窪みができているように感じます。(後略)
A.(前略)もともとの注入量が足りていなかったのだと思います。再度脂肪を入れ直すか、ヒアルロン酸の注入でもかなり改善します。
編集部からひと言
結膜脱脂と脂肪注入を行った結果、クマやくぼみがひどくなってしまった例です。石井医師の見立てではもともとの注入量が足りていなかったのではないかとのこと。また、改善策として脂肪の再注入やヒアルロン酸注射の提案もしており、症状から悩みにアプローチできるようなアドバイスをしてくれています。ただ1ヵ月は少し短いので、もう少し様子を見て変化が無いようなら、アドバイスにあったように施術を試してみてはどうでしょうか。
石井秀典医師の情報
大塚美容形成外科・歯科の大塚本院で院長を務める石井秀典医師は、19年の美容形成外科歴を持つ医師です。さまざまな病院に勤めて技術を磨き、日本美容外科学会(JSAPS)専門医や日本形成外科学会専門医といった資格を取得。院長としての業務のほか、帝京大学医学部で形成外科の非常勤講師としても勤務。多彩な施術に対応できるドクターとして評価されています。
徳田真紀子医師の脱脂術に関するアドバイス
Q.(前略)目の下の脱脂をして2週間経ちましたが、両方に垂みなのか腫れなのかわかりませんが触るとぷにょぷによとしていて柔らかいのがあります。(後略)
A.(前略)脱脂した部分(中略)の脂肪の取り残しは(中略)見受けられません。注入脂肪の生着は大体3~6ヶ月で判断しますが、最初の1ヶ月でかなり吸収されます。残したい部分ではない場合にはマッサージをして正嫡率を下げると良いと思います。
編集部からひと言
脱脂術後に脂肪注入をしたものの、脂肪のようなものが残ってしまったという相談です。徳田医師の回答では、脱脂部分の取り残しはなく、注入した脂肪が定着していないのではないかとしています。注入した脂肪が定着するまでには3ヵ月程度かかるため、取り残しだと感じてしまったのかもしれません。ただ脂肪は術後1ヵ月でかなり吸収されるとのこと。残したくない部分へのケア方法もまとめられており、不安に感じないようアドバイスがされています。
徳田真紀子医師の情報
徳田真紀子医師は金沢大学卒業後、北里大学病院や中部徳洲会病院などで勤務し、技術を研さんしてきた医師です。現在は日本形成外科学会形成外科専門医としてS.T style クリニックの院長を務めるかたわら、形成外科・美容外科統括医師として患者に寄り添った医療をモットーに施術に取り組んでいるそう。学会にも定期的に参加しており、日々知識と技術を磨いています。
総評
脱脂術は目の下を切開することもあり、体に大きな負担が伴う施術です。だからこそ、施術を受ける前に施術のリスクや副作用を知って、自分に適しているのかを見極めることが大切。
医師のアドバイスを踏まえると、脱脂術だけで目の下のたるみやへこみ、クマを改善することは難しいといえます。ふくらみによる影クマなどは良くなるかもしれませんが、根本的な改善をしたいと考えているなら脂肪注入やリポトランスファーなどを併用するのが良いでしょう。
しかし、だからと言ってクリニック選びや医師探しをおろそかにするのはNG。アドバイスを参考にしながら、信頼できるクリニックや医師に施術をお願いすることが成功への近道です。無料カウンセリングや問い合わせフォームなどを活用して、若々しい目元を手に入れましょう。